富士山
富士山の魅力
日本一の高さ、日本一の美しさを誇る富士山
日本最高峰 富士山は、標高3,776mの山、日本を代表する独立峰です。その稜線の雄大な美しさから、古の時代よりさまざまな文化の源として人々の生活に息づいてきました。 富士山の誕生は、2、300万年前〜500万年前。 海底火山の噴火を発端として、4回にわたる大噴火により、駿河湾まで豊かに伸びる傾斜面の成層火山として成り立ちました。 頂に近くなるほど傾斜が増して美しい円錐形を描く様は、日本一の美しさを誇り、今も昔も人々に愛されています。 富士宮市は、富士山西南麓に広がる地域です。富士山の麓から、山頂まで、高低差日本一の市でもあります。富士宮口登山道は、標高2400mで、五合目の中では最も高いところにあります。 ほぼ市内全域から様々な富士山の姿を楽しむことができます。 市街地の南麓からは、最高峰地点の剣ヶ峰を山頂の中央に配し、流れる稜線の右に宝永山を抱く優美な姿。朝霧高原などの西麓からは、大沢崩れを中央に猛々しい富士山の姿を楽しむことができます。富士山世界文化遺産 構成資産(富士宮市)
富士山の「信仰の対象」「芸術の源泉」としての価値を示す豊富な資産
世界文化遺産 富士山は、富士山が古の時代より「信仰の対象」であり、「芸術の源泉」であった価値の証明として、それらの構成資産の価値が評価され、認定されました。 静岡県・山梨県にまたがる富士山本体を含む富士山域をはじめ、全体では25の構成資産で成り立っています。そのうち富士宮市は、富士山域、富士山本宮浅間大社をはじめ、6つの構成資産を有しています。1 富士山域
富士宮市内には、2つの富士山域 構成要素があります。1-1 山頂信仰遺跡
富士山の山頂部には、富士山本宮浅間大社奥宮や鳥居など、富士山信仰に関連する複数の場所や施設が分布しています。富士山が「信仰の対象」であり、修験の場であったことを今に伝えています。1-2 大宮・村山口登山道
大宮・村山口登山道は、富士山本宮浅間大社を起点とし、村山浅間神社を経て山頂の南側に至る古い登山道です。そのうち資産範囲は、六合目以上の現在の富士宮口登山道に該当します。2 富士山本宮浅間大社
富士山本宮浅間大社は、駿河の国一の宮としての格式を有する神社です。
全国1300余の浅間神社の総本宮でもあり、富士山の八合目以上を境内地として所有しています。
祭神は、木花之佐久夜毘売命で、境内には、国の重要文化財に指定されている徳川家康寄進の本殿や、富士山の伏流水が湧き出る特別天然記念物の湧玉池があり、境内の500本の桜は、桜の名所としての景観を作り出しています。